スタートラインは僕らのこの場所

ひとりごとと備忘録。

大好きだった9人が大好きな7人になった話

 

 

 

今年も夏が来る。去年のあの夏は私にとってとても大きなものだった。

「顕嵐くんがトラジャから抜けた夏」

「あらちかがシンメじゃなくなった夏」

どれもしっくりこない。

あらちかは離れてしまったけどシンメじゃなくなったわけではないと私は思っているし(諦めの悪いオタクでごめんね)、抜けたという表現は好きじゃない。

だから、やっぱり私の語彙力ではあの夏としか言いようがない。

 

 

 

 

私は夏が大好きだ。ワクワクしてキラキラしてて、太陽と暑さのせいかフワフワと浮ついた気持ちになる。

夏が大好きで待ち遠しいはずなのに去年だけは違った。いや、楽しみだったけどちょっとだけ夏が来てしまうのがこわかった。正確には夏が終わってしまうのがこわかった。もう梅雨なんて明けなければいいとさえ思った。

でも、容赦無くいつも通りに夏はやってきた。

そして、8月25日、私はEXシアターにいた。

時間が経つのはすごく早かった。最後の最後まで私の知ってるあらちかだった。大好きなあらちかだった。公演後のEXシアターの中はちょっと湿っぽかった。

でも、外に出るとそんな湿っぽさなんて嘘みたいに、鬱陶しいぐらいキラキラした夏があった。

 

 

 

 

それから宮近くんはどれだけの不安と寂しさを受け止めてきたのだろう。

1番寂しいのは彼なはずなのに。

私はどれだけのなんで?を彼にぶつけてしまったのだろう。

でも、君は強いから弱さなんて見せないで不安なんて見せなかったね。

なんで?って私が泣いても君は「俺たち頑張るから」って困ったように笑うんだろうな。

そんな君がちょっと心配でもあった。1人で背負いすぎてる気がした。

顕嵐くんをいつもトラジャの顔と言っていた君がある雑誌で「トラジャの顔になれるように」と言っていた。

頼もしいなとは思ったけど顕嵐くんが抜けた穴を1人で埋めようとしてるように見えた。

1人で埋めようとしなくてもいいんだよ、1人で突っ走るんじゃなくてみんなで肩を組んで一緒に進んで行けばいいんだよ、そう思っていた。

 

 

 

 

そして、3月拡輝くんがジャニーズ事務所を辞めた。

こんなことは初めてだ。

オタクをやってきて大好きな人が退所するのは初めてだ。

辞めていった人を見ては「あー、残念だなぁ」ぐらいにしか思ってなかった。寂しかったけど他人事だった。

でも、大好きな人が退所するのはこんなにツラいことなんだと初めて知った。

そのことについて書くと長くなるからこれはまた別の機会にでも書こう。

そして、また宮近くんは一層強くなった。頼もしくて強くて、でも、やっぱり心配だった。背負わなくていいものまで背負ってしまったような気がした。ちょっと無理をしているように見えた。

 

 

 

 

そして、Jr.祭り。

見る前はちょっとこわかった。7人であるのを目の当たりにするのが。彼らだけ前に進んで私だけ置いてけぼりになっちゃうんじゃないかって。

でも、そこで見た宮近くんは私が心配する必要なんてなかった。ちゃんと、みんなと肩を組んで一緒に前に進んでた。ちゃんと、私の知っているアイドルの宮近海斗だった。楽しそうに踊っていて、みんなとわちゃわちゃしている私の大好きな宮近海斗だった。それがとてつもなく嬉しかった。

彼にとってトラジャがこんなにも安心できてこんなにもあったかい場所なんだとわかったことがとても嬉しかった。グループまるっと好きだったけどさらにトラジャというグループが大好きになった。

そして、彼らはグズグズしてた私の手を優しく強く「こっちだよ」って引っ張ってくれた。

あんなに広い会場で大勢の人を魅了できるなんてすごい。ずるい。かっこよすぎる。

私は彼らを見くびっていた。君たちはそんなに弱くなかったんだね。心配する必要なんてなかった。私が思ってたよりずっと強くて、私なんかよりずっと強かった。

 

 

 

 

そしてクリエ。

彼らの決意と覚悟を感じた。

クリエを通して私はやっと9人だったこと、8人だったことを思い出にできた。

宮近くんはやっぱりかっこよくて強かった。その強さに前みたいな無理してる感じはなかった。前だけを見ていて、彼らとならどこまでもいける気がした。どこまでもいきたいと思った。

最後の「ただ前へ」でまっすぐ前を見て優しくて強い7人の顔は忘れられない。

 

ただ前へ ただ前へ 僕ら歩いてゆこう
問題は山積みさ 悩みも消えないだろう
でもあと一歩 あと一歩 進む道の先で
ヨロコビもカナシミも やがて花となるでしょう

 

ダンスクで宮近くんも言っていたけど、この歌詞が今の彼らにぴったりだなと思った。あの夏に聞いた「ただ前へ」より力強くて本当にみんなかっこよかった。私も彼らのおかげで前を向けるようになった。「ただ前へ」であの夏を思い出さなかったと言ったら嘘になるけど、あの夏の思い出は寂しさとか暗いものじゃなくてキラキラしてて素敵な思い出だった。

 

そして「Oh Yeah!」で楽しそうにすごく優しい顔で「あの日に戻るとしても同じ道選ぶだろう」って歌ってる7人を見て、本当にそう思っていてくれたらいいなぁと思った。彼らが思い出すあの日とはいつのことなんだろう。考えても私にはわからないし、たくさんあると思う。でも、彼らには後悔なんてしないで前だけを見て進んでほしい。あの時こうしていれば…なんて彼らには思ってほしくない。だっていつもその時やれるベストのことをやってきたじゃん。いつも全力でやってきたじゃん。だから、後悔なんてしないでほしい。「あの日に戻るとしても同じ道選ぶだろう」と思っていてほしい。

 

 

 

宮近くんはどんな気持ちでこの1年間を過ごしたのだろう。私にとっても大きな1年だったけど、宮近くんにとっては私のとは比べものにならないぐらい大きかったんだろうな。きっと大きなプレッシャーや責任感を感じてきたのだろう。私には想像もつかない。

でも、そんなツラさなんて一切見せず、いつもの大好きな笑顔を見せてくれた。そんな宮近くんの姿にどれだけ励まされただろう。どれだけ助けられただろう。

あー、やっぱり私は宮近くんが好きだ。どうしようもないぐらい好きだ。

そう思わされた1年だった。

 

 

 

 

あの夏に私が感じたキラキラしたワクワクした気持ちは間違いじゃなかった。
あの時は私の気持ちとは反対にキラキラした夏がちょっと鬱陶しかった。もうちょっとしんみりさせてよって。
でも、今振り返るとやっぱりあの夏はキラキラしていた。それで良かったんだ。

今ならあの時感じた気持ちを嘘じゃないって胸を張って言える。


今年も夏が来る。

またキラキラしてワクワクする私の大好きな夏が来る。

すごく楽しみだなぁ。

そして、彼らの未来はきっともっとキラキラしてワクワクするものだろう。

そんな未来を彼らと歩んでいきたい。彼らと同じ景色を見ていたい。君たちならどこまでも行けると思ってるよ。これから先どうなるかなんて分かんないし、不安定な世界だからいつ何があるか分からない。でも、宮近くんの選んだ未来なら間違いないと思えた。この1年間の宮近くんは、そのぐらい信頼できて頼もしくて大きく見えた。

宮近くんにはいつも敵わない。ファンである私が支えなきゃいけないのに、いつも宮近くんには支えられてばかりだ。

私が彼らのために私ができることなんて全然ないけど、彼らの今を全力で応援していきたい。今しかない今だから。彼らの一瞬一瞬を胸にちゃんとしまって後から振り返って、キラキラしていて素敵な思い出を作りたい。

 

 

 

ずっと応援してます。

いつもありがとう。

これからもよろしくお願いします。